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【勝新太郎】今日観た映画3本を10点満点レビュー【デニス・ホッパー】

映画

座頭市物語【10点】

1962年の日本映画。白黒。設定上、勝新太郎の数少ない殺陣のシーンが拙ければこの映画は全て台無しになってしまうが、流石に圧巻の上手さ。かっこええ。言葉数は少なくとも表情と佇まいで語ってしまう役者陣の表現力。至極当然の事であるが台詞を言うだけが芝居でない事を改めて痛感する。テンポ、緩急、間の使い方、見事。面白かった。

下総飯岡の助五郎一家に草鞋を脱いだ座頭の市は、壺振りでも居合い抜きでも目明きの及ばぬ凄腕の持ち主。
釣りで知り合った肺病病みの浪人・平手造酒に友情を感じるが、彼は助五郎と対立する笹川繁造一家の用心棒だった。
二組の間で小競り合いが続くが、市も平手も互いの剣に興味を持つものの、くだらぬやくざの喧嘩で斬り合うのは御免だった。
だが、運命の皮肉は二人を戦いの場へと誘う…。

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イージー・ライダー【10点】

1969年のアメリカ映画。バイク、旅、ドラッグ、自由への憧れ、ヒッピー、娼婦、排他的な人々。60年代のアメリカという時代背景が色濃く反映されているが、そういった小難しい話は抜きにして、シンプルに良かった。登場人物は少ないが一人一人がとてもいい味を出していたし、各シーンの構図のセンスが素晴らしく、美しかった。映画として良く出来ていた。虚しさや憤りの残るラストであったが、芸術性、メッセージ性を多分に秘めた、心に残る作品。

マリファナの密輸で大金を得たキャプテン・アメリカとビリーは時計を捨て、バイクを駆ける無計画なアメリカ横断の旅に出た。
途中留置場に入れられる。
そこで出会った弁護士ハンセンと意気投合する。
釈放後3人はマリファナを吸い野宿しながら旅を続けるが、「自由」を体現する彼らは行く先々で沿道の人々の思わぬ拒絶に遭い、ついには殺伐としたアメリカの現実に直面する・・・。

 

 

 

渇き【4点】

終始バイオレンス祭り。役者陣の狂いっぷりは見事。小松菜奈が可愛かった。無益な暴力エンターテインメント。

元刑事のロクデナシ親父・藤島昭和(役所広司)に離婚した元妻から連絡が入った。
成績優秀なうえ、容姿端麗、学園のカリスマでもある女子高生の娘・加奈子(小松菜奈)が失踪したという。
自分のせいで全てを失った男が、再び“家族"を取り戻すべく、姿を消した娘の行方を追うことに。娘の交友関係をたどって行く先々で、語られる“知らない加奈子像"に戸惑う藤島。
想像を超えて肥大し、踏み入れるほどに見失う娘の正体。
やがて藤島の激情は、果てしない暴走をはじめる―。